文学座附属演劇研究所の 57 期卒業生を中心に設立した劇団 ZERO-ICH は、第 19 回
公演「隧道」を 2024 年 12 月 25 日(水)~12 月 29 日(日)に下北沢・駅前劇場にて
上演する。主演は佐久本宝、ヒロインは比嘉梨乃。2 人は本年放送されたドラマ「阿
麻和利 THE LAST HERO」(琉球放送)で主演とヒロインを務め、同作は日本民間放
送連盟賞 「優秀賞」を受賞した。2 人の再共演、どうぞお楽しみに。
<劇団 ZERO-ICH 主宰/作・演出 平良太宣より>
僕は 18 歳まで沖縄県の今帰仁村(なきじんそん)という田舎で育ちました。 「ぬーん
ねんしが(何もないけど)今帰仁村」という言葉があるくらい何もない村で、大型観光
施設やファミレス、 ショッピングモール等は無く、あるのは海と山とサトウキビ畑く
らいです。
そんなのどかな小さな村で育った、当時高校生の僕ですが、常に何かに不満を持っ
ていて色々な事と闘っていました。
しょーもない大人達、学校の先生。終わらない戦争。無くならない基地問題。変わ
らない沖縄人、日本人。
「芝居の力で沖縄を変えるんだ!!」と意気込んで上京して 10 年以上が経ちました。
あの時の自分と比べると今の僕は、東京という社会の波に飲まれ、周りの目をおそれ、
溶け込む事を覚え、本当に伝えたかった想い、届けたかった言葉を誤魔化して生きて
きた気がします。
来年で戦後 80 年。
一人の演劇人として昔の自分と向き合い、沖縄で生まれ育った、いま、東京で暮ら
している僕にしか書けない物語を、自分の信じるお芝居の力と共に魅力的な俳優陣と
創りあげていきます。
■あらすじ
「芝居の力で沖縄を変える」
沖縄県の田舎から想いを抱いて上京してきた売れない劇作家の男は、かつての夢を忘
れ毎日をダラダラと生きている。
そんな中、友人の紹介で事故物件に住むだけで 60 万円が貰えるという怪しいバイトを
始めた男。
そこは押入れがあるだけの狭い部屋。
しかし、その押入れは長い長いトンネルへとつながっており、住み始めたこの部屋で
不可思議な事が起きはじめる。
これは夢か妄想か現実か?
そのトンネルを前に
男は何故、芝居創りを続けるのか
その答えを探す旅に出る。
■公演日程
2024 年 12 月 25 日(水)19:00
2024 年 12 月 26 日(木)19:00
2024 年 12 月 27 日(金)14:00/19:00
2024 年 12 月 28 日(土)14:00/19:00
2024 年 12 月 29 日(日)12:00/16:30
※受付開始:開演 40 分前/客席開場:開演 30 分前(予定)
※上演時間:1 時間 45 分(予定)、休憩無し
■会場
下北沢・駅前劇場(東京都世田谷区北沢 2-11-8 TARO ビル 3F)
小田急線・京王井の頭線下北沢駅より徒歩約 3 分
■チケット詳細
【予約ページ】
https://ticket.corich.jp/apply/336728/
【前売券】一般:5,800 円、ペア割:5,500 円、劇団 ZERO-ICH 応援チケット 10,000 円
【当日券】一般:6,000 円、 劇団 ZERO-ICH 応援チケット 10,000 円
※全席自由・税込
※劇団 ZERO-ICH 応援チケットとは:当劇団の活動を支援していただけるチケットで
す。一般料金との差額分は、当劇団の取組を広げるため大切に使用いたします。
※配信チケット:2025 年1月 15 日(水)よりカンフェティにて販売開始予定
■出演
佐久本宝
比嘉梨乃
藤木志ぃさー(藤木勇人)
ベンビー
田中あいみ
町田達彦
青木真美
外間愛彩
武市佳久
永山愛理
川平花
石森咲妃
成田裕生
宜野座万鈴
大城理樹
川合耀祐(劇団 ZERO-ICH)
鈴木結里(劇団 ZERO-ICH)※出演回:26 日(木)19:00、27 日(金) 19:00、28 日(土)14:00、29 日(日) 16:30
平良太宣(劇団 ZERO-ICH)
■スタッフ
舞台監督:大河原敦
舞台美術:乘峯雅寛
照明:アサト
音響:成田章太郎
宣伝美術:中里広海
振付:山崎眞結
音楽制作:堀江悟
演出助手:町田達彦
制作:根本真子
制作補助:新谷昂大(劇団 ZERO-ICH)
主催:劇団 ZERO-ICH/合同会社 JINT-SAIN
協力(50 音順):帰る場所企画、株式会社エスプロエンタテインメント、
株式会社オフィスエルアール、株式会社オリジン lil、株式会社ビーストリーム、
株式会社 REVIVE、劇想からまわりえっちゃん、劇団鹿殺し、劇団青年座、
花組芝居、文学座